寛永十四年天草島原の乱当時、既に鎮座していたと伝えられています。
昭和六十二年に火災により本殿が焼失しましたが、氏子有志らが中心になって浄財を募り、平成元年に本殿の再建が完了しました。
鳥居の横には、「舟つなぎの木」と呼ばれる巨木があります。昔は神社のあたりまで海が広がっており、交通の要所となっていました。来航した船がこの木に船を係留していたためこの名がついています。
毎年7月24日には、参拝者が木彫りのうそ鳥を交換し合うことで一年の福を祈念するという、鷽替え(うそかえ)神事が行われ、この地域の夏祭りにもなっています。
例祭日は毎年10月25日で、翌26日には奉納相撲が行われ、大勢の参拝客で賑わいます。