三百年前の万治元年(1658)には、現在地に鎮座していたといわれています。社殿は明治三十九年に改築されました。
その後、境内一面に茂っていた松の大木も虫害に蝕まれ、また海岸線の国道開通による振動なども影響して、再三の修復も実らず、崩落寸前の状態にありました。
そこで、昭和に入り、神社再建の機運が高まり、区長、氏子総代を中心として、社殿、石段、手洗場、稲荷社、玉垣、境内の整備が行われました。
神社再建にために募った奉加金は、当初の予定を大きく上回り、神社に対する、郷土の氏神としての、住民の信仰の厚さを物語っています。
境内には奉納物が多く見られ、鳥居は平成九年に氏子一堂によって奉ぜられたものです。
例大祭神幸行列は10月半ばに催されます。