寛永14年(1637)ごろは五和町役場二江出張所付近に鎮座しており、天保三年(1832)旧暦九月十五日に現在の社地に遷座した伝えられています。
例大祭は10月第2土曜に催されます。神幸行列は、キリシタンの乱の後、天草が江戸幕府直轄の領地「天領」となった際、天草初代代官の鈴木重成公が荒れ果てた民衆の心を一つにし、村の治安を守るために始められた といわれています。
この祭りは、五穀豊穣と豊年万作の感謝と豊漁祈願のため「神様が潮を汲みに行かれる」という伝えがあります。
神輿は「あばれ神輿」で、祓い清めるみそぎの意味と、神様が海に入ることで浄化されることによる豊漁を祈願するという意味から、神輿には道中勢いよく潮がかけられます。
見ているものををはらはらドキドキさせるほどの迫力のあるお祭りです。