志岐氏によって創建された、鎌倉時代から続く由緒ある神社です。
境内には、御神木の大楠があります。この大楠は創建ごろからの古木で、鎌倉時代からの樹齢を誇ります。
時の流れとともに空洞化した大楠は、村民が厄除けや良縁、開運などを願い胎内をくぐり、願掛けを行い、また、子どもたちの格好の遊び場となっていました。
近年、失火により入口が石でふさがれましたが、年月を経て、大楠はやがて石を抱くように根を張りました。それはまるで我が子を抱くような姿に見え、子授け、安産育児のご神徳を示しているかのようで、「子守の大楠」と呼ばれています。
拝殿近くには、明治の時代に奉納された、名高い下浦の石工の手による狛犬が鎮座しています。「天草型」のユーモラスで親しみやすい狛犬です。
事前連絡が必要ですが、社務所で御朱印を書いてもらえます。例大祭神幸行列は、10月第3日曜日。